百瀬文
Title:
Melting Point
作品解説:
カウンターの椅子に腰掛けると、中のスタッフから提供される白湯を飲むことができます。その白湯は、今現在の作家自身の体温と同じ温度になるように彼らの手で調整されています。検温装置を装着した作家の身体はここから遠く離れた場所にあり、刻々とリアルタイムに変化する体温の計測結果をカウンターの中に送り続けています。
会場設計:GROUP
会場施工:森山泰地
検温システム設計:高見澤峻介
提供スタッフ:Hiro、Kumiko、Mary、sumika
プロフィール:
1988年東京都生まれ。映像によって映像の構造を再考させる自己言及的な方法論を用いながら、他者とのコミュニケーションの複層性を扱う。主な個展に「百瀬文 口を寄せる」(十和田市現代美術館、2022年)、主なグループ展に「国際芸術祭あいち2022」(愛知芸術文化センター、2022年)、「フェミニズムズ/FEMINISMS」(金沢21世紀美術館、2021年)など。主な作品収蔵先に、東京都現代美術館、愛知県美術館などがある。