兼平翔太
Title:
A Tale of Two Worlds
作品解説:
熱海の雄大な自然がつくりあげた景色と、人間社会がつくりあげた喧噪の景色を同時に映し出すことで、正反対の世界をひとつにつなげようとする作品。この作品では、東京都新宿区の歌舞伎町、TOHOシネマズ横に全く同じものを設置し、互いの景色をリアルタイムで共有することで、全く異なる世界を映し出すも、実はひとつにつながった表裏一体の世界であることを気づかせる。疎遠でありながらも実は身近であり、希薄でありながらも実は親密である関係に気づかせ、世界をひとつにつなげようとする試みである。
制作:URBAN KNIT
協力:デカメロン、magnecto.
プロフィール:
北海道出身。コロンビア大学GSAPP修了。ニューヨーク市都市計画課アシスタントとして、同市ブロンクス区のデザインによる犯罪抑制政策の実施に携わる。また、日米の建築設計事務所にアーバンデザイナーとして所属し、都市開発、まちづくりなどをアジア、北米の諸都市にて担当。2021年に帰国しURBAN KNITを設立。現在、各種空間デザイン、パブリックアートなどを手掛ける。