原田裕規

Title:

1F: Waiting for / 5F: Home Port

作品解説:

大舘ビル1F
本作は、ゲーム製作などに使用されるCGIの技術を用いてつくられた、CGアニメーション/ナレーション・パフォーマンス作品である。100万年前/後の地球をイメージして生成された3つの空間は、オープンワールドゲームのようにどこまでも広がり、その中を仮想のカメラがあてどなく彷徨っている。そこに響きわたるのは、作家自身が33時間19分にわたって朗読し続けた、地球上に現存する全ての動物の名前である。

大舘ビル5F
19世紀にハワイ王国の首都となったラハイナは、戦後ハワイの観光業の隆盛とともに「マリンアートの聖地」として栄えるも、2023年8月の大火によって壊滅した。本作は、そのような歴史をもつラハイナを題材にしたランドスケープ作品。展示会場となる大館ビルは、1950年の熱海大火で甚大な被害を受けた渚地区に位置する。ラハイナを拠点にリサーチを行っていた原田は、遠い未来のラハイナを思い描きながら本作を制作した。

プロフィール:
1989年生まれ。アーティスト。とるにたらないにもかかわらず、社会のなかで広く認知されている視覚文化をモチーフに作品を制作している。2019年以降は断続的にハワイに滞在し、「ピジン英語」に代表されるトランスナショナルな文化的モチーフに着目。近年は日本ハワイ移民資料館、KAAT神奈川芸術劇場、京都芸術センター、金沢21世紀美術館などで個展を開催。近刊予定の単著に『とるにたらない美術』(ケンエレブックス)などがある。
の ミチシルベ 熱海駅前インフォメーションブース 熱海で出会う、アートの旅 参加アーティスト 会場 会期 開場時間 とは 協賛 協力 後援 : : 作品解説 プロフィール 全体 メイン サテライト 作家数 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz 1234567890