みょうじなまえ+林航
Title:
渚を編む
作品解説:
本作は熱海湾の水深約25mに今も佇む沈船「旭十六号」と、海岸を埋め立て造成された「渚町」の歴史を巡るインスタレーション作品です。
人々は長い年月の中で、自然や既に整備された自らの住む土地を新たな形へと絶えず変容させてきました。
人の手によって代謝を続ける都市や環境は、形を変えて、次の時代へと何を残していくのでしょうか。
プロフィール:
みょうじなまえ、林航によるアーティストユニット。
みょうじは1987年兵庫県生まれ、東京藝術大学油画専攻卒業。
女性の身体や性、アイデンティティと、その消費をめぐる問題などをテーマに作品を制作している。
林は1982年東京都生まれ、東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。
記憶の中の光や音など、日常の中で実際の熱や力を持たないものに感じる「リアリティ」にまつわる制作を行っている。