黒沢聖覇
Title：
Medium(s) 媒介するものたち
作品解説：
「Mediumメディウム」という単語は、なにかとなにかを媒介するもの、という意味を持っています。美術作品の「媒体（素材）」を指す用語でもあれば、シャーマンのような「霊媒」のことを指すこともあります。
熱海は資本主義や観光産業がもたらす社会的・経済的な変化と、それを支える温泉を代表とした豊かな自然環境や文化が循環し続けてきたユニークな地と言えます。本展では、３人のアーティストによる絵画、映像、インスタレーションという異なる複数の「メディウム」による作品を通して、熱海という地に潜む様々な熱や欲望といったエネルギーの複雑な循環へと来場者を「媒介」します。
◆ATAMI ART RESIDENCE キュレーション特別企画
キュレーター：黒沢聖覇
参加アーティスト：石山未来、佐藤浩一、Monica Hapsari
キュラトリアル・アシスタント: Phiraya Ardwichai
協賛：桐朋高校31期吉祥寺会、VOLOCITEE、徳弘有紀、花園アレイ、平澤賢治、五十蔵
プロフィール：
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了。草間彌生美術館、金沢21世紀美術館の学芸員を経て、現在、PAN沖縄準備室キュレーター。主な企画展覧会に、「コレクション展1 それは知っている：形が精神になるとき」（金沢21世紀美術館）、「ZERO IS INFINITY 『ゼロ』と草間彌生」（草間彌生美術館）など。タイランド・ビエンナーレ、モスクワ・ビエンナーレなど、国際ビエンナーレの企画にもキュレーターとして参加。
