早川翔人

Title:

BOX SEAT

作品解説:

観客の表情を入力として扱うライド型アーケードゲーム。交通機関や飲食店にあるボックスシートを舞台に、 観客は画面内で対峙するデジタルヒューマンと表情によるコミュニケーションを取ることでシーンを展開する、いわば「顔ゲー」である。心身の状態が無作為に数値化されてしまう都市生活において、過剰に表情を作って鍛えることは来るべき未来に向けたフィットネスとなるだろう。テクノロジーにフィットした身体づくりである。

 

協力:河原伸彦, 秋山大樹, 小宮知久, 山川拓朗(siro), 松山真也(siro)

プロフィール:
ヴィデオアーティスト。東京藝術大学映像研究科メディア映像専攻修了。オンスクリーンメディアとの関わり方をテーマに制作活動を行う。映像を前にする観客をその出演者として巻き込むことで、観客と映像、あるいは見知らぬ観客同士の間に何らかの不可分な関係性を築こうと試みる。