井上修志+小金丸信光
Title:
移設された部屋
作品解説:
今回作品のプランを考えるにあたって敷地内を散策してみた。使われなくなった棟。途中で終わっている階段。敷地内に残されたそれらの痕跡はその場所が辿ってきた背景を克明に残していると感じた。
建築主が既におらず、計画の意図はわからない。それでも様々な人の関わりの中で右往左往するこの場所が何処から来て、何処へ行くのかを考えてみたい。
相談役:堤拓也
プロフィール:
井上修志
1995年宮城県生まれ。自身が持つ3.11の経験から社会の脆さや危うさ、また対峙する社会と自然の構造に興味を持つ。彫刻作品やインステレーション作品を手掛ける。
小金丸信光
1987年神奈川県生まれ。フジワラテッペイアーキテクツラボにて住宅や公共施設の設計、展覧会の会場構成、作品のサポートを担当した後、GANEMAR設立。コンテクストや趣味嗜好など、雑多なパラメータを扱いながら建築の設計に取り組む。