応募要項

2024. 11.02 ▷ 12.01 
開催予定
ATAMI ART GRANT 2024
応募要項

ABOUT GRANT

2021年に熱海でスタートした「PROJECT ATAMI」では、「熱海の魅力をアートにより再発見」することを目的に、滞在制作型プロジェクトである「ATAMI ART RESIDENCE」と、アーティストをサポートする仕組み「ATAMI ART GRANT」を二本の柱として取り組んでいます。

「PROJECT ATAMI」の柱のひとつ、若手アーティストの制作活動支援を目的とした取組「ATAMI ART GRANT 2024(アタミ アート グラント 2024)」は、2024年4月15日(月)〜5月12日(日)までの期間「超 -Beyond ATAMI-」をテーマに、熱海の街で熱海の魅力を独自の視点でみつけ、表現という形で出会わせてくれるアーティスト20組を公募します。

4年目となる今年は「超 -Beyond ATAMI-」をテーマに、様々な概念を超え、熱海の新たな価値や意味を見出し、リアル・オンラインの垣根も超えて、今まで以上に熱海市内様々な場所を多くの方に観ていただける形を目指します。

アーティストの募集は4月15日(月)からスタートします。GRANT認定者には制作費・滞在費を支援するとともに、本取組に共感してくださった行政・企業・個人のご協力のもと、2024年11月2日(土)〜12月1日(日)の期間、ATAMI ART VILLAGE を含む熱海市内において広く展示を行います。ぜひ熱海を彩る作品を、プランとともにご応募ください。

DIRECTOR'S STATEMENTS

「PROJECT ATAMI」が描く大きなビジョンとして、「熱海がアートであふれる街にしていきたい」を掲げています。
―街の至るところでアート作品を観ることができ、アーティスト・クリエイターが熱海に暮らし制作し発表することができる。熱海に暮らし働く地元住民の方々のクリエイティビティも増幅させながら、アーティストと市民で街をどんどん面白くしていく―
もちろんそれは簡単につくれるものではなく、5年、10年と年月を積み重ねて具現化されていくものでしょう。だからこそ4年目は「超 -Beyond ATAMI-」をテーマに、熱海で色々な垣根を超えていく挑戦をしたいと思っています。
熱海の過去や現在の魅力を尊重しつつも、今の私達の目に見える世界を超えた未来の熱海を想像していきたい。熱海の伝統的な観光地としてのイメージだけでなく、普段見過ごされがちな地元の文化や日常生活、自然の美しさなど、より深い視点で熱海を再発見することを目指します。
アーティストと地元住民、観客の間で対話や交流、新たな議論が生まれるような作品、場を一緒に創造してくれる人を待っています。

ATAMI ART GRANTプログラムディレクター 冠 那菜奈

ーー

ATAMI ART RESIDENCEとATAMI ART GRANTは、熱海という土地柄を活かしたアートプロジェクトを展開しています。4年目の今年は、「超 -Beyond ATAMI-」をテーマにしています。
この「超」を考えるきっかけとして、赤瀬川原平の「超芸術トマソン」を取り上げます。「超芸術トマソン」とは、不動産に付着して保存された不要物であり、登っても意味のない無用な階段などが代表例です。
そして、「熱海史に付着して保存された不要物」に目を向けることで、様々な時代が入り混じる熱海という街を新たな視点で捉えることができますし、文字通り捉えるとこのような無用物がアートを超えるものだと考えることもできます。そして、街に佇むそれは、野生のパブリックアートとも言えるでしょう。
海と山、大陸プレートの衝突が生み出した地形、そして歴史が積み重なった熱海は、エネルギーの塊です、このエネルギーを源泉にし、「熱海」そして芸術祭を超えたものを創造していく。それが、今年の「超 -Beyond ATAMI-」での挑戦のポイントです。

ATAMI ART RESIDENCEプログラムディレクター 吉田山

応募要項

募集人数
20組
会場候補地
ATAMI ART VILLAGE
その他、熱海市内
(調整中)
応募期間
2024年
4日15日(月) 〜 5月12日(日)
展示会期
2024年
11月2日(土)
12月1日(日)
オープニングセレモニー
2024年
11月1日(金)11:00〜12:00

応募資格

応募条件

制作費・滞在費支援

A 50万円(税込)   2
B 20万円(税込) 18

応募に必要なもの

① 応募者情報登録
まず、応募にあたり「応募者情報登録フォーム」から応募者情報を登録してください。
② 作品応募
応募規約に同意の上、以下それぞれの応募フォームよりご応募ください。
応募者情報登録フォーム 作品応募フォーム
※①②とどちらもご入力いただかないと正式なご応募になりませんのでご注意ください。
※締切日付近にはアクセスが集中することが予想されますので、先に応募者情報をご登録されておくことを推奨いたします。
※応募結果は審査に通過された方にのみご連絡いたします。
※出展にあたっての規約等は、結果発表時に連絡します。

公募説明会

「ATAMI ART GRANT 2024」公募にあたり、応募を検討されている方を対象にテーマの説明や会場となる予定の場所を見学する公募説明会を行います。実際に熱海に訪れていただき、「ATAMI ART GRANT」の特色を感じて頂ける機会となっています。応募をご検討の皆さま、ぜひご参加ください。
お申込み方法など詳細はこちらから

スケジュール

2024年4月15日
応募開始
2024年4月19日、29日
公募説明会
2024年5月12日
応募締切
2024年5月下旬
一次審査
2024年6月上旬
最終審査
2024年6月下旬
選考発表
2024年
7月
プラン内容精査、調整
2024年
8月〜10月
制作期間
2024年
11月2日〜12月1日
展示期間
2024年
12月2日〜12月6日
撤収期間

審査員

襟川文恵
Fumie Erikawa
横浜美術館
ソーシャルリレーション担当リーダー
石油系商社、生命保険会社、婚礼装花企画会社、茶道家元事務局での勤務を経て、2005年から森美術館でディベロップメント業務を担当。同館の個人・法人のメンバーシップ運営に携わる。2013年から現職。ファンドレイジング、外部(個人・法人・団体)との連携事業企画などを展開するかたわら、町の文化インフラとして「人々の暮らしに必要な美術館」を目指して活動中。
來住尚彦
Naohiko Kishi
プロデューサー、名古屋芸術大学 学長
1985年早稲田大学理工学部卒業後、東京放送(現TBS ホールディングス)入社。オーディオエンジニア、音楽番組制作を行う。96年TBSが経営するライブハウス「赤坂BLITZ」立上げ、支配人就任。全国ツアーコンサートのプロデュース、演出を行う。2008年エンターテインメントエリア「赤坂サカス」を立ち上げる。2015年TBSホールディングスを退社し一般社団法人アート東京設立。東京、京都、大阪などでアートフェアを企画、プロデュースする。
© J.C. Carbonne
隈研吾
Kengo Kuma
建築家、東京大学特別教授・名誉教授
1990年隈研吾建築都市設計事務所を設⽴。これまで30か国を超す国々で建築を設計し、(⽇本建築学会賞、フィンランドより国際⽊の建築賞、イタリアより国際⽯の建築賞、他)、国内外で様々な賞を受けている。その⼟地の環境、⽂化に溶け込む建築を⽬指し、ヒューマンスケールのやさしく、やわらかなデザインを提案している。コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、⼯業化社会の後の建築のあり⽅を追求している。
施井泰平
Taihei Shii
スタートバーン株式会社代表取締役
株式会社アートビート代表取締役
東京大学生産技術研究所客員研究員
美術家、起業家。スタートバーン株式会社代表取締役、株式会社アートビート代表取締役、東京大学生産技術研究所客員研究員。2001年、多摩美術大学卒業後「インターネットの時代のアート」をテーマに美術制作を開始。2014年、東京大学大学院在学中にスタートバーン株式会社を起業し、アート作品の信頼性担保と価値継承を支えるインフラを提供。事業の中心である「Startrail」は、イーサリアム財団から公共性を評価されグラントを受ける。東京藝術大学非常勤講師、経済産業省「アートと経済社会を考える研究会」委員などを歴任。
中野善壽
Yoshihisa Nakano
東方文化支援財団 代表理事
1944年生まれ。伊勢丹、鈴屋を経て台湾企業3社の経営陣の一人として経営に携わる。その後、2011年寺田倉庫へ。2018年モンブラン国際文化賞受賞。1991年から台湾在住。2015年より中華民国(台湾)文化部国際政策諮問委員(顧問)現任。現在は、東方文化支援財団 代表理事、ACAO SPA & RESORT 代表取締役・CEO。著書に「ぜんぶ、すてれば(ディスカバー21)」、「孤独からはじめよう(ダイヤモンド社)」がある。
南條史生
Fumio Nanjo
キュレーター
美術評論家
1972年慶應義塾大学経済学部、1977年文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金等を経て、2002年より森美術館立ち上げに参画、2006年11月から2019年まで館長、2020年より特別顧問。同年より十和田市現代美術館総合アドバイザー、弘前れんが倉庫美術館特別館長補佐、2023年5月アーツ前橋特別館長に就任。1990年代末より1997年ヴェニスビエンナーレ日本館を皮切りに、1998年台北ビエンナーレ、2001年横浜トリエンナーレ、2006年及び2008年シンガポールビエンナーレ、2016年茨城県北芸術祭、2017年ホノルルビエンナーレ、2021年北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs、2021年〜2023年 Fuji Textile Week 等の国際展で総合ディレクターを歴任。著書として「アートを生きる」(角川書店、2012年)等。
三輪美恵
Mie Miwa
株式会社JTB常務執行役員
一般社団法人 日本ショッピングセンター協会 理事・情報委員会委員長
SC経営士会 副会長
東日本旅客鉄道株式会社入社、商業施設の開発・運営、新規事業、海外事業、品川大規模開発などの仕事に取り組む。2021年ATAMI ART GRANTと連携しJREモールにてアートの紹介と販売をスタート。2015年株式会社アトレ常務取締役成長戦略室長、2017年東日本旅客鉄道株式会社 執行役員 事業創造本部部門長、2022年6月より株式会社JTB常務執行役員就任。地域交流とCX promotionを担当。

一次審査員

お問い合わせ

PROJECT ATAMI 実行委員会事務局
〒413-0101 静岡県熱海市上多賀1027-8 ACAO SPA & RESORT内
E-mail info@projectatami.com