



















HB.
髙木遊、立石従寛、月嶋修平、三宅敦大によるキュラトリアル・コレクティブ。
これまでにHB.Nezu(東京)、The 5th Floor(東京)、TOH(東京)といったオルタナティブスペースを立ち上げ、運営に携わるなど、場所や状況を起点に企画を構築し、特定の制度に囚われないキュレーションを実践してきた。現在は、それぞれが大阪、金沢、京都、長野を拠点に、特定の場所を持たない共同体として活動している。
花坊/kabo
独学で写真を学び、1993年にフリーの写真家となる。
1998年香港の映画監督エリックコット氏『ドラゴンヒート』のスチール撮影を担当するなど
東京、香港にベースを構え、ファッション誌、音楽誌、広告、ミュージックビデオなどで、
独自のスタイルを発表し続ける。
2020年原宿のブロックハウスギャラリーで
「little hong kong; a little rooftop」展を開催
2021年熱海アートグラントに参加。
2023年Estoniaに2ヶ月間滞在しレジデンス
2024年「Тайна третьей планеты」展にて発表
キム ヒョンソク/Kim hyunseok
Kim Hyunseok
1990年、韓国・光州生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻を修了。現在は神奈川を拠点に、絵画や映像作品を中心とした作品制作を行っている。
KINJO
東京生まれ。 沖縄にルーツを持ち、日本と関わりの深いアメリカ文化を題材にした絵画や立体、パフォーマンスを発表している。「暗闇に光る目」「シリアルパッケージ」「蛇」などの記号を、“描いて”は“消す”をくり返す作業のなかでアウトラインが薄ぼけ曖昧となり、作家自身のポートレイトのように愛嬌のある姿で「個人的な存在」に変容する。それはKINJOにとっての自画像のようなものであり、自身のルーツを掘り下げていく行為でもある。
近年の主な展示に、「Nowstalgia」(RARO,イタリア,2025)、「Shaky specimen」(Wall okinawa,沖縄,2025)、「It is there, but it is not there. | 在るけどない、ないけど在る」(ISLAND JAPAN,東京,2025)「Things in the corner」(E2 gallery,東京,2025)、「VOID」(光灯gallery,東京,2025)、「KOVER」(dopeness artlab,台湾,2024)、「Come From Somewhere」(PARCEL,東京 ,2024)、「放浪の配慮」(BEAMSt,東京,2024)、「Not See It Even」(MOOSEY,ロンドン,2023)、「TRANSPARENT GARDENER」(YIRI arts,台北,2023)
近藤 尚/Naoshi Kondo
三級建築士
田中 勘太郎/Kantaro Tanaka
1989年東京都出身。東京藝術大学大学院先端芸術表現修了。幼少期に見て育った様々なゲームや映画などをもとにフィールドワークを行う。そこで採取したモチーフから映像や音、オブジェ、ドローイングなど多様なメディアに発展させ、それらを用いたインスタレーションを主に制作。東京北区でアーティストランスペース「JUNGLE GYM」を立ち上げ、運営を行う。
主な展示に、「デス・デストロイヤー・ディストラクション」(元映画館、2023)、「ghost below overwrite」(デカメロン、2023)、「5年をとる筏、trailer」(JUNGLE GYM、2022)、「惑星ザムザ」(牛込神楽坂、2022)など。
中澤 ふくみ/Fukumi Nakazawa
2019年京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)油画コースを卒業。2020年エストニア芸術アカデミー修士課程アニメーションコース入学。身体とあらゆる道具との関係性に着目し、線描でそれらの境界線を探るようなアニメーションを制作する。アニメーションのドローイングを全てのりで積層させたものを"物質的な身体"とし、映像と共に展示する。近年の展覧会、上映会に「やんばるアートフェスティバル2025」(大宜味村立旧塩屋小学校、沖縄、2025)「補 の 分身」(biscuit gallery、東京、2024)「Art Central HongKong 2024」(Central Harbourfront、香港、2024)「新千歳国際アニメーション映画祭」(新千歳国際空港、北海道、2023)など。
vug
1988年愛知県生まれ。名古屋を拠点に活動。4歳の頃から独学で絵を描き始め、10代ではグラフィティに影響を受け、ライターとしても活動していた。現在はペインティングを軸に、コラージュやドローイング、刺繍、陶芸、タトゥーなど多様な技法を横断的に用いて、自由気儘な表現を編み出している。近年は自身の日常生活での一コマを、独特な言葉遊びの文字と組み合わせて描く日記的作品を中心に制作している。
花井 優太/Yuta Hanai
クリエイティブ・ディレクター/編集者。2023年にSource McCartney LLCを設立。エディトリアルをバックボーンに、情報戦略、コピーライティング、事業・商品コンセプト開発、PR、TVCMやミュージックビデオの映像企画、ブランドブック制作などを行う。2021年に雑誌『tattva』創刊、編集長。受賞歴に日経広告賞部門優秀賞、毎日広告デザイン賞準部門賞など。著書に『カルチュラル・コンピテンシー』(共著)がある。
松田 将英/Shōei Matsuda
1986年生まれ。2010年からSNSで活動を開始し、匿名性と集合知を主題としたネットパーソナリティを介して人々と協働するイベントやインストラクション、パフォーマンスで大きな注目を集めた。その活動はSNS以降の主体性や作者性を問い直し、都市や社会への直接的な介入を通じて新たな共同性を生み出す実践として高い評価を受けた。2020年からは実名での活動を開始し、インスタレーション、彫刻、プリント、映像など多岐にわたるメディアを用いて、ネットワーク普及後のセレブリティ、経済、景観に対するコンセプチュアルで詩的な実践を展開している。
森山 泰地/Taichi Moriyama
1988年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。
近年の活動は、手作りの砂を作る。手作りの地面を作る。雑草で線香を作る。鳥を待つ。石を濡らす。など「鯰」のメンバーとしても活動している。
主な展覧会は「木を見て森を見る」(Kana Kawanishi gallery,東京,2021)、「木を見て森を見る」(DEN5,東京,2017)、「尊景地水」(BLOCK HOUSE,東京,2016)など
丹羽 優太/Yuta Niwa
日本絵画の文脈、技法材料を用いながら、人々には見えない厄災、抵抗できない力が常に黒い何かに見立てられてきた歴史に着目し作品制作を行う。2019年に京都芸術大学大学院ペインティング領域修了した後、北京へ留学。その後、東福寺塔頭光明院に2年半住み込みで32面の襖絵を描いた。近年の主な展覧会にArt Collaboration Kyoto「Golden Fight of Gods 黄金衆神之闘」、「キメラ流行記」、MIDTOWN AWARD2021、「なまずのこうみょう」、やんばるアートフェスティバル 山原知新、アートアワード丸の内2019
笹原 花音/Kaoru Sasahara
1997年東京都生まれ。東京都立工芸高等学校卒業。ジャンルにとらわれず、社会問題をテーマとした作品を多く制作している。主な展覧会に「High Break」(2025, Orbital Dago Gallery, バンドン, インドネシア)、「Super Chair - Red & Blue -」(2023, Studio Ghost, 東京)、「PARCO Opens New Dimension 2023」(2023, 渋谷パルコ, 東京)などがある。
齋藤鷹/Taka Saito
2001年山形県生まれ。現在は茨城県を拠点に絵画制作している。主な展示に、「crushed color」 (AVA、2025)「ロストハウス」 (Hello Bee、2023)など。
モノ・シャカ/Monoshaka
『モノ・シャカ』は京都を中心に活動する作家集団、及び発行する季刊同人誌の名。「モノ・シャカ派」の中核。京都大学総合人間学部の同窓生により2018年に結成し、小説、詩、エッセイ、評論などを掲載。各号毎にテーマを設定(例:『鴨川』『死、不条理、もしくは笑い』『余所者』『傷』など)し、書き、京都市内では一部無料配布、他地域では販売の形式を採る。外部の寄稿者を厭わないのも特長で、現代美術とコラボレーションを行うなど、文章媒体の可能性と不可能性を探っている。主な参加美術展に『生きられた庭 Le Jardin Convivial』(2019)、『ストレンジャーによろしく』(2021)、『ATAMI ART GRANT』(2021)、『きらめき彫刻祭』(2024)、また企画展『モノ・シャカ No.10 テーマ「恋」』(2023)など。
寺本 明志/Akashi Teramoto
1992年神奈川県生まれ。2017年多摩美術大学大学院修了。現在は相模原市のスタジオArt space Kaikas’を拠点に活動。近年は、外と内の境界がない中立的な場としての「Patio(中庭)」をモチーフに制作している。そこでは、もの・動物・人が役割に縛られず、すべて等しい存在として描かれ、統一性のない要素が共存することで、社会的な立場を離れた「存在の意義」を問い直している。また、寺本は絵画を「手紙のようなもの」と捉えている。手紙が読む人の気持ちや状況、数年後に読み直した時など、様々な条件によって意味が変わるように、自身の絵も、見る人の状況によって解釈が変わる未来への手紙なのだ。主な展覧会として、2025 年多摩美術大学創立90周年記念事業「Tamabi Beyond, at the 90th Anniversary」(多摩美術大学八王子キャンパス、東京)、個展「優しい災難」(コートギャラリー国立、国立市)、2022年「In search of others」(KOTARO NUKAGA、東京)などがある。また、主な受賞歴として、2021年 清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ 審査員賞などがある。
地主麻衣子/Maiko Jinushi
東京を拠点に活動。多摩美術大学大学院絵画専攻修了。2019年~2020年にヤン・ファン・エイク・アカデミー(オランダ)のレジデンスプログラムに参加。
個人的な物語をテーマとしたドローイングや小説の制作から発展し、映像、インスタレーション、パフォーマンスなどを総合的に組み合わせた「新しいかたちの文学的体験」を創作する。
主な個展に「MAMプロジェクト031:地主麻衣子」(森美術館、東京、2023)、「親密さと距離」(Centre A、バンクーバー、2023)、「欲望の音」(HAGIWARA PROJECTS、東京、2018)。
主なグループ展に「分裂した風景 日本の現代美術」(クライストチャーチ・アートギャラリー、ニュージーランド、2025)、「アジアン・アート・ビエンナーレ2024」(国立台湾美術館、台湾、2024)、「遠距離現在」(国立新美術館、東京:熊本市現代美術館、熊本:広島市現代美術館、広島、2023-2024)など。
http://maikojinushi.com
石原海/Umi Ishihara
ロンドンと東京を拠点にする映画監督/アーティスト。
生まれ育った環境のバックグラウンドから、通常の社会から疎外されているオルタナティブなコミュニティや人々に興味を持つ。個人的な経験と社会問題を織り交ぜた物語をベースにした映像作品を主に制作しており、身近な人々など、プロの役者ではないリアルな生活者たちと頻繁にコラボレーションを行う。
過去の作品は、東京都写真美術館、国立国際美術館、福岡市美術館、ポンピドゥー・センター、ルイ・ヴィトン財団美術館、ロッテルダム国際映画祭など、世界中の美術館や映画祭で上映・展示されている。2024年GQ グローバル・ クリエイティブ・アワード受賞。
2018年、東京藝術大学先端芸術表現科卒業。リクルートスカラシップ、ポーラ美術振興財団、吉野石膏美術振興財団の助成を受け、2024年ロンドン大学ゴールドスミス校アーティストフィルム&ムービングイメージ修了。
遠藤薫/Kaori Endo
2013年沖縄県立芸術大学工芸専攻染織科卒業。2016年志村ふくみ主宰アルスシム ラ卒業。沖縄や東北をはじめ国内外で、その地に根ざした工芸と歴史を基盤に、生 活と密接な関係にある社会的、政治的な関係性を紐解く。 主に工芸技法を用いて「工芸」の拡張を試みる。その作品形態は、雑巾や落下傘、 船の帆を含む舟そのもの、ガラスや陶芸など多岐にわたる。 近年、無意識の形に触れるべく、自身の夢から得た作品制作のアプローチがある。 近年の主な展覧会に「国際芸術祭あいち2022」(2022、一ノ宮市豊島記念資料館)、 「Osaka Directory3 遠藤薫『重力と虹霓ー南波照間島について』」(2023、大阪 中之島美術館)「美術の中のかたちー手で見る造形 遠藤薫『眼と球』」(2023、 兵庫県立美術館)がある。