たかくらかずき

Title:

土洞度島戸℃道(どどうどどうどどどう)

作品解説:

“土洞度島戸℃道”は、3柱の精霊の形の土器と、それらの目撃動画のデジタルコレクティブル、そしてそれらにまつわるテキストからなる作品群です。これら精霊は金沢・大阪・広島で行われている”精星聖生声静世”の儀式によって現代にも召喚されています。熱海ではバーコマドにて、夜のみ土器と動画が鑑賞できます。テキストは熱海の街中に配布され、テキストについたQRコードから目撃動画のデジタルコレクティブルを手に入れることができます。

 

◆特別プログラム「META ATAMI -Story of Artificial Technoscape-」

「META ATAMI – Story of Artificial Technoscape-」は、熱海に残されたテクノスケープ(技術景観)と、土地に根ざした資源、環境、歴史といったランドスケープ(自然景観)の要素を並列的に取り扱い、テクノロジーと自然、現実と仮想、過去から未来、人間と非人間の関係において、超芸術的な視点から探求するアートプログラムです。

今回招聘する5組のアーティストは、AIやVR/AR、SNSなど、それぞれ異なった技術的なアプローチから、熱海の多層的な姿を描き出します。彼らが再解釈を試みるものは、100万年前にフィリピン海プレートとの衝突によって形成された伊豆半島の地形であり、点在している縄文の遺跡や仏教美術、そして観光地としての人々の営みであり、いままさにに熱海で感じられる波の音であったりします。

時空を超えてテクノロジーと交差した先に現れる熱海の姿を、是非ご覧ください。

META ATAMI – Story of Artificial Technoscape
ディレクター:鳥本健太
キュレーター:吉田理穂
アーティスト:河野円たかくらかずきDamjanski永井ミキジNIINOMI

プロフィール:
1987年、山梨県出身。東京造形大学大学院修士課程修了。ビデオゲームやピクセルアート、VR、NFT、AIなどのデジタル表現を使用し、仏教などの東洋思想による現代美術のルール書き換えとデジタルデータの新たな価値追求、キャラクターバリエーションの美学をテーマに作品を制作している。作品は山梨県立美術館や足利市立美術館、メキシコ、ボストン、韓国、ニューヨークなどで展示。京都芸術大学非常勤講師。 https://takakurakazuki.com/