中村壮志Soshi Nakamura
1991年熊本県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。2019年まで同大学で非常勤講師をつとめる。
日本映画の伝統的な手法を用いた映像と、写真、立体、光、パフォーマンスなどを組み合わせたインスタレーションを主に制作する。幼少時の特異な体験から、神話と史実、記憶や伝承、夢と現実を織り交ぜた複数の視点から生まれる/見えてくる物語に興味を持ち、近年では古典から共有され続ける美意識や感性と、現代の都市や大衆文化を紡いだフィクションを上映/上演形式で発表している。
主な展覧会に『Standing Ovation|四肢の向かう先』(旧ホテルニューアカオ, 静岡, 2021)、『真昼にみた夢』 (京都府立文化芸術会館, 京都, 2021)、『somnium|夢、もしくは本当の月に関する物語』(vacant, 東京, 2019)、『End of Summer / Open Studio』(アメリカ,ポートランド, 2019)。